もう年末。
この年末に書く日記も、この間書いたばっかりなのに、もう一年を振り返る日が来た。
今年は、出会いの年だった。
ともちゃんという、まんまる太った茶トラの猫。すごく人懐っこく、しかも、犬にも動じない。ともちゃんがここにやってきたのは2月ごろ。年始から、コロコロが喧嘩をしては負ける日々が続いていた2月中旬。夜、散歩に出てると、コロコロに近寄って、お腹を見せてすり寄ってくる、ともちゃん。この日、コロコロは、けんかに負けて、おち込んていた。怪我もしていて、首にはエリザベスカラーが付いてた。トモちゃんはまるで、コロコロが喧嘩をしているところを見ていたような感で、首を振りながら、何やらコンタクトを取っていた。
しばらくすると、夜明け前、うちの車の上で寝ているともちゃんを見かけるようになる。目の周りに、目やにがマスカラのように付いていて、疲れ切っている雰囲気。捨てられたのか、流れ着いてきたのか、次第に、うちに居着くようになった。
コロコロもあまり気にしないというか、日中ほとんと家にいることがないので、そこまで、この家に対しての縄張り意識がないようだ。
もうそろそろ、10ヶ月も一緒にいることになる。2匹も猫を育てるとは、夢にも思わなかった。
一日中外で遊んでいるコロコロに対し、ともちゃんはほぼ、一日中、家でぐうたらしている。どっちが家猫でどっちが野良なのかわからなくなる時があるが、この両極端な性格の猫たちは見ていて飽きない。
今年は、いろんな場所へ行った。久々のアメリカ。初めて、レンタカーを自分で運転し、コロラドまでのドライブ。アメリカは広いね。そして、高地では夜、天の川銀河が綺麗に見えた。
天の川が縁で、南洋群島へ行くチャンスを得た。この地は、70年前まで、日本だった。当時の面影が廃墟としてしか残っていなかった。
真っ青な青空に、低い雲、眼下はターコイズブルーの海に、点々と、白い環礁が道のように連なっている。70年以上前、この上空で、戦闘機乗りのパイロット達は、この景色を見ながら、生死を賭けた戦いをしていた。どんな気持ちで戦っていたのだろうか?そして、この地で散華された御英霊に手を合わせた。
ミクロネシア連邦、ヤップ島にて
ウルシー環礁にて、
ミクロネシア連邦、ファイス島にて
パラオの島々